マーケティングから自社の強みを考えよう

PHOTO : Markus Spiske / raumrot.com

マーケティングといっても、その定義は曖昧ですが、ここではお客様が何を求めていて、私たちの商売がどいういったお客様にマッチするのかを考えるという意味で使わせていただきます。

今あなたがホームページでの集客を考えているなら、ホームページを作ること以前に、まずはあなたの商売を必要としているお客様のことを、知ることから初めてみてください。そうすれば自社が何を強みとして商売をしているのかが明確になり、ホームページを作る方向性が決まってきます。

以下は、例として実際に弊社のお客様20人に聞いたアンケート調査の結果です。
これまでに私どもにWeb制作をご依頼くださったお客様にご協力いただいて、5つの質問でアンケートを行いました。
その結果をまとめると、以下のようになります。


Q1.当社にご依頼をされる前はどんなことで悩んでいましたか?

ホームページを作成したいと思い、「デザインが良い」て「頼れる制作会社」を探して、もっとも気になっていたのはやはり「費用」だったそうです。
デザインがわかるホームページの事例紹介はやはり欠かせないということがわかります。あとは費用をご予算に合わせられるかどうかですね。

Q2.何がきっかけで当社を知りましたか?

ネット検索」が最も多く、次に「紹介」、さらには「講座など」で知ったという方も。
SEOは依然として大切ですが、どんなキーワードを使うべきかは自分よりもお客様の方に聞いた方が確かなようです。

Q3.当社を知ってすぐにご依頼またはご相談されましたか?

アンケートに答えていただいた全員が「すぐにご依頼」または「すぐにご相談」をしてくださいました。
意外にも受注につながっているお客様は限っては、知ってもらえればあとはすぐに行動を起こしてもらえるようです。と同時に相見積もりとかも意外と少なかったのが印象的です。

Q4.当社にご依頼される決め手となったのは何でしょうか?

もっとも多かったのが「人柄」で、さらには「対応の早さ」と「信頼感」。
僭越ながらこれからも人柄を伝えていくと同時に、普通にやっていれば選んでいただけるようです。
しかしこれは受注できたお客様だけなので、それ以外の受注できなかったお客様は逆に決め手がなかったということになりますが。。

Q5.実際にご依頼されてみた結果、その後はいかがですか?

期待通り」「満足した」という声がほとんどで、今後の提案にも期待したい。という嬉しい評価がほとんど。
しかし、中には遠慮してしまうという声もあり。もう少しフォローしてしかないといけません。


強みがないというのはうそ?

自分には強みがないとか、自社の強みってなんだろう?と思っている人って意外と多いようですが、これまですでに同業他社ではなく、自社が選ばれたうえで顧客がいるという場合には、そこに強みがあったから選ばれているというふうに考えられませんか。
「日本一」とか「業界最安値」みたいな極端な強みではないかもしれませんが、「話しやすいから」「ご近所だから」なども実は隠れた強みだと言えます。
一度でも選ばれたことがあるなら、他にも選ばれる可能性はあるはずです。ホームページを作る上でもそうした強みを売り込んでみてはいかがでしょうか?


「A4」1枚アンケートについて

ご覧いただいたように上記の質問は、人気の書籍「A4一枚アンケート」に基づいて行なっていますが、
このように、お客様に直接聞くことでニーズを知ることができ、さらには当社の強みを知ることができます。
これからも、当社ではこの強みを活かして、お客様の期待に応えていきたいと思います。まだこのアンケートを実施していないという方は今からでも遅くないので、ぜひ活用してみてください。


この記事の続きを書きました。

強みとは、つまりマーケットである。私たちにとってのマーケティングとは?