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低単価で忙しくしているデザイナーが確実に単価を上げていく方法

2021年6月25日 コラム

「フリーランスデザイナーとして収入を上げて自由に活動していきたいけど、なかなか単価が上がらない。」

「お客さんはいるけど、単価がそこまで高くないので常に忙しく時間がない。」

これ、まさに昔の私です。

今ではすでにサイト制作数は300件を超え、保守運用しているサイトも80件を超えました。

また、Web制作歴は20年になり、WordPressの技術書を2冊出版するなど、かなりこの業界での経験も増えた状態です。

過去の制作実績が増えてきたことと、お客さんからの紹介などもあって、今では営業をすることなくWebサイト制作の仕事が回っています

付き合うお客さんや一緒に仕事をするフリーランスも自分の気が合う人たちと進めることができています。

そして、今では趣味だったカメラを追求して、またそれが仕事になったり、

キャンプなどのアウトドア活動に時間をあて、そこでも仲間が増えたりと、日々、楽しく過ごしているところです。

しかし、最初は私もみなさんと同じようになかなか単価が上がらないことに悩んでいました。

昔の私のように、単価や労働時間で悩んでいるデザイナーさんも多いと思うので、今回は昔の自分に向けて呟くような気持ちで書こうと思います。

単価を上げて、時間的なゆとりを作ることでさらに自分のスキルを上げて、気の合うお客さんに貢献する。

僕はデザイナーからWebの領域にキャリアを広げたことでそれが叶いました。

どうしてWebに移ったのか。

どうすれば時間的にゆとりが出て、かつ、収入を安定させることができるのか。

最初に結論をお伝えすると、

「デザインだけでなく、Webサイト制作でWordPress(ワードプレス )のスキルを伸ばし、サイト管理者のポジションにつくことで、単価を上げていく」

というお話です。

それでは具体的にみていきましょう。

お客さんからの要望でWeb制作の領域に踏み込んだ。

もともと私はデザイナーで簡単なチラシデザインや小規模なお客さんのロゴ制作などを行っていました。

仕事としてデザインすることができてお客さんも喜んでくれる。。。

楽しかったのですが、やはりデザイン単体となると報酬が数十万円になるような案件は少なく、ずっと働き続けなければならない状態でした。

そんなことに少し違和感を持ちつつもデザインの仕事を続けていると、お客さんから

「Webサイトは作れないの?」

と聞かれることが多くなりました。

「付き合いのあるお客さんがWebサイトを作って欲しいと言っているし、そもそもWebサイト制作なら単価も上がる・・」

「・・やってみるか!」

そんな経緯があってWebサイト制作の仕事を始めるようになりました。

簡単なLP制作から始まった

デザインのみの制作とは違い、Webサイトを制作するとなるとHTMLやCSSといったコードを書く必要があります。

ひとまずお客さんが欲しいと言っているWebページはページが1枚だけのLPだったので、それを作っていきました。

コードの書き方やサイトの作り方などは誰かから教えてもらったこともないので、0からのスタートです。

調べながらという感じでしたが、仕事を受けながら勉強も続けて、簡単なWebページくらいならなんとか作れるようになりました。

そこから、

「次は1ページだけじゃなくて複数ページあるWebサイトを作って欲しい!」

「WordPressというやつが管理しやすいみたいなのでそれを使ってWebサイトを作って欲しい!」

といったように、お客さんや見込み客から出てくる要望に合わせて自分のスキルの幅を広げていきました。

Web制作を自分でやるようになって大きく変わったところ

<単価の大幅アップ>

まず、単価が大きく変わりました。

サイト制作となると単価が数十万円になることが多く、小規模なデザイン案件に比べて単価が何倍にも上がりました。

単価が増えれば余裕が出てくるので、ムリに仕事をうけなくて良くなり、時間的にも余裕が出てきます。

そうして空いた時間でさらにデザインの勉強をしたり、WordPressにハマっている時期でもあったので、その領域のスキルアップに時間を使うことができました。

「スキルが上がるとまた単価が上がって・・」

と時間ができたことで良いループが回り始めたのもこの時期からでした。

<お客さんのWebサイト制作をまるっと担当>

自分で0からWebサイトを立ち上げられることで、Webサイトの保守管理も一人で担当できるようになりました。

保守管理とはわかりやすくいうと、お客さんのわからないところを教えてあげたり、サイトが突然見れなくなった時の対応などです。

通常、保守管理は月額もしくは年額費用をもらって担当するので、収入が安定しやすくなります。

(運用保守の金額や対応範囲は会社によって異なりますが、制作費とは別でいただくことがほとんどです。)

そして、定期的にお客さんとやりとりをするので、関係性が継続しやすいのもメリットです。

関係性が継続することで信頼関係ができやすく、別の案件を紹介してもらえる可能性が高くなりますし、いろんなビジネスチャンスが増えます。

最終的にはコーディングやその他の作業を信頼できる外部パートナーに依頼すれば、自分の作業時間をさらに減らすことも可能です。

そうやってWebサイトを作り続けた結果

現在は案件獲得のために自分から営業をかけることはなく、実績を掲載している私のホームページを見て問い合わせが入ったり、今までのお客さんからの紹介で仕事を受けています。

そして、運用しているお客さんのサイトは現時点で80件になり、それぞれで定期的に保守費用をいただきながら活動をしています。

新規案件でも条件が合わない案件は自信を持って断ることができます。

また、自分でサイトをまるっと作るといっても、すべて一人でする必要はないので仲間のフリーランスに協力してもらうなど、仕事のやり方は自分で決められる状態です。

なので、時間に余裕がある時は一人でまるっと作ることもありますし、

「今回の案件ではアイツと一緒に作った方がいいものができる!」

という時はフリーランス仲間と一緒に制作することもあります。

単価が上がり、保守費用による定期収入が入ることで時間に余裕が生まれるので、今までやろうと思っていた領域にも進出することができるのも大きなメリットです。

たとえば、私はカメラが趣味なのですが、カメラを触る時間を増やし、撮影スキルが上がっていきました。

すると、もともと趣味だったカメラでも仕事がとれるようになり、制作するWebサイトに載せる写真の撮影までやったりしています。

もちろん、撮影単体での仕事もやっているので、さらに自分のクリエイティブな活動領域が広がりました。

Webを勉強しよう

今まで話してきた通り、デザイナーとして安定していきたいならWeb領域に自分のスキルを広げていくのがおすすめです。

とはいえ、いますでにデザイナーとして仕事をやっている人はそのことを薄々感じていることかもしれませんね。

まずは私が辿ってきたように、HTMLやCSS、WordPressを使って、小規模なサイト制作から始めてみてください。

そうすれば、小規模なデザイン制作案件のみに比べて単価が爆発的に上がります

サイトがまるっと作れるようになって、保守運用も担当することができれば定期収入につながるので生活も少しずつ安定していきます。

時間に余裕が出てこればやりたかったけど後回しにしていた勉強、事業、趣味を始めることもできます。

まずはWebの仕事も扱えるようになることで収入源を確保し、勉強に当てられる時間と余裕を増やしていくことが大切だと私は考えています。

今後、デザインの力をもっと伸ばしていきたいならなおさら、勉強・実践のためにまとまった時間が必要だと考えています。

さいごに

せっかくデザイナーとしてお客さんに価値提供ができるようになったのに、常に時間に追われていて忙しい状態だと、あらゆる可能性が狭まってしまいます。

そんな昔の私のようなデザイナーさんに

「私はWebへ領域を広げたことでこんなにも変わったよ」

ということを伝えたくて記事を書いてみました。

少しでもデザイナーさんの働き方や今後の動き方の参考になっていれば幸いです。

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それではデザイナーの皆さん、これからもお互いに活動を頑張りましょう!